盛期イタリアルネッサンスを代表する画家のひとり、サンドロ・ボッティチェリ(1444-1510)
の展覧会が日本イタリア国交樹立150周年の特別企画として、来年1月16日から
4月3日まで東京都美術館で開催される。

その生涯のほとんどをフィレンツェで過ごしたボッティチェリは『ヴィーナス誕生』や『プリマヴェーラ』
など優美な女神像で特に知られているが、聖母子像や大型の祭壇画などの宗教画も多く残
している。今回の企画はフィレンツェをはじめ世界中から20点以上のボッティチェリ作品を
集めた従来にない大回顧展となっている。また師であったフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・
リッピの作品なども併せて展示されるという。

展示予定のボッティチェリ作品は以下のとおり。
◎『書物の聖母』
◎『美しきシモネッタの肖像』
◎『ラーマ家の東方三博士の礼拝』
◎『薔薇園の聖母』
◎『パリスの審判』
◎『オリーブ園祈り』